そして1週間後には、日比谷野音でのスタッフ・ベンダ・ビリリ、
ライブに行ってきました。
BADENYAママンのご招待で、ソロ&クレア with BADENYAのメンバーみんな
で行ってきました。
ママンありがとう~~~♡
彼らはアフリカはコンゴの首都キンサシャで、車椅子で路上生活者という
境遇に落ちながらも、音楽を作り続け、ある日豊かな先進国であるフランス人に
見出され、アルバム発表、ドキュメンタリー映画はカンヌ出品と
奇跡的な軌跡を生んだ人たち。
「ベンダ・ビリリ」とはリンガラ語で、「外側を剥ぎ取れ」という意味だそう。
障害はあろうとも魂は自由なのだ、外側ではなく内面を見よ!
というメッセージが、バンド名。
ハンディキャップというのは、実際におかしい言葉だなと思う。
1/4の奇跡の中でも、多発性硬化症(MS)に罹った女の子は、
「MSのおかげで、私は普通の人が見れないものをたくさん見ることが
できたから、MSであることに感謝したい」というようなことを
言っていた。
わたしはそれは、決してキレイごとや気休め、慰めで言っているのではなく
心からの本心だと思う。
そうした事のおかげで、普通の生活では得られないような、魂の滋養となる
ギフトがどれだけあるんだろう・・・・
もちろん、自分のからだが思うように動かなくなったら・・・・・・・
即「ありがたい」とは言えないと思う、
間違いなく。
そりゃもちろん。
でも・・・・・・・・・・・・・
この映画を撮ったフランス人も、この映画を観た「私は持っている」
と思っている豊かな人たちも、彼らの音楽を聴くヨーロッパの人も
日本の私たちも、
彼らの音楽の放つ、魂の奥からどかーんと光ってるような
圧倒的なバイタリティに、
まぶしさと少しの羨望を感じずにはいられないと思う。
音楽性?
でいったら、
前座で見た、グリオの一弦フィドル奏者・ジュルデーカマラのほうが
はっきり言ってよっぽど凄かった。
同じ1弦でも、ロジェが空き缶で作った手製の楽器サトンゲなんて、
トイレットペーパーに管がついてるように見えるし・・・・
その音色だって、ヒンニャラヒニヒニ奇妙な音。けっして美しくはないし、
いいんだか悪いんだか、よくわからない・・・・けど
妙~に心の琴線に触れる。
しかし前座のJULDEH CAMARAも、Victor Demeも本当によかった。
MCのピーター・バラカンさんもステキだったし(笑)
おかげでよりアフリカン・ミュージックへの興味が増しました。
でも前座が終わってベンダビリリの一同が現れた瞬間、会場は総立ち。
彼らの音楽で、みんなひとつになっちゃった。
音楽性なんて・・・・・
論じてるような人は一人もいやしない。(たぶん)
ベンダビリリの音楽は、人を動かしちゃう不思議な説得力と
パワーがある。
音楽ってやっぱり頭で「すごいですね」っていうんじゃなくて
身体が「動いちゃう」っていうもんだな~って
つくづく感じて。
というか自分はそういう音楽がすき(笑)
ずっと大好きだったレゲエもまさにそういう音楽だし。
究極でいっちゃうと、豊かな国で生まれ育った人たちや
もっている人たちが、ベンダビリリやジャマイカのゲットーで
育ったような人たちが作る音楽より凄いものを作れるとは
到底思えない・・・・・・・・・・・
あー人はどうして持ってないものを欲しがるんでしょうか!
ライブ、本当によかった。
ありがとうございます!
♪段ボール(トンカラ)で寝てた俺がマットレスを買った
同じことが起こりうる お前にも 彼らにも
人間に再起不能はない 幸運は突然訪れる
人生に遅すぎることは 絶対ない♪
「トンカラ」
2010年10月21日木曜日
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アロエちゃん
返信削除行かれたのですね、ベンダ・ビリリ!!
実は今回、彼らがキンサシャから日本へ来るのに、
うちの会社でいろんなお手伝いをしています。
日本に来るフライトでは、
ここではお伝えできないトラブルが多々あり・・・
でも着いてしまえば、世界中、どこであっても
彼らのフィールド。
彼らの作り出す空間に、どれだけの人々が魅了されたことでしょう。
日本公演は全て満員御礼、大盛況だったようです。
彼らはコンゴ民主の方々ですが、
ここはアフリカ繋がり。
このタイミングで、
年が明けたら、是非、ギニアへgo!!!(ってちょっと強引か?)
kon2ちゃん、
返信削除招聘手配されたんですね!
想像もできない諸々のトラブル、、、、、
お疲れさまです。。
しかしアフリカは本当に大きいですね、
国によってぜんぜん魅力も違うんだろうな。
ぜひ今度はエチオピア話、汚れた布巾を食べながら(笑)聞かせてもらいたいです♪
ギニア、待っとれ~~~~
こんどこんなコンサートがあったら是非声かけてください!
返信削除つく吉
つき吉さん、
返信削除了解です♪