2011年11月25日金曜日

自然農で営農するということ 松尾ほのぼの農園


初日はなんと土砂降り。というより風吹き荒れる、ほとんど嵐(笑)

写真は始めの挨拶をしてくださる松尾靖子さんと、そのお隣に川口さん。

松尾さんはじつは今年病気をしてしまい、田畑にはしばらく
出られていないということでした。


自然農に出会う前は有機農家として6年、
自然農農家・松尾農園を20数年運営、
福岡自然農塾を切り盛りして、
それはそれは多忙な日々を送られて、ゆっくり食事を摂る時間も無いほど
だったとか・・・・・・・・


「自然農をやっているから大丈夫」という傲慢さがあったかもしれない
ということを仰っていて、やはり「身体の声を聞く」ということの大切さ
を再認識しているということでした。





とにかくすごい雨だったので、ほとんど写真は撮れなかったのですが
噂にたがわず作物たちが素晴らしく立派に育っていること・・・・・・( ゚д゚ )

いやはや驚きました。

補いは油かすをあげているということでしたが、土質がもの凄い粘土質で
水分の循環がいいのでは、とどなたかも仰っていました。

川口さんは「少し栄養過多の気もありますが、でも虫の問題も招いていないし
素晴らしいです」と仰っていました。


確かに補いはそれなりにやっていらっしゃるのでしょうが、葉っぱなども
あまり食害がなく綺麗に育てられていて、さすが20年の大調和というものを
見せていただくことができました。


畑の入口。
手前カボチャのように繁栄しているのはズッキーニだそうで。
ずいぶんと長い間収穫できているそうです。

みなさん仰られることですが、自然農の畑では、元気に健康に育つ作物は
本当に長い間実りをくれるんですよね。
うちのオクラもつい最近までせっせと花を咲かせておりました。


あとはやはり意外と資材は使われていました。
やはり規模も規模ですので、市販の資材に頼らざるを得ないところも
出てくるようです。

「自然農で営農」するということは、やはり多少の矛盾を伴う。


今回の会で、同年代のやはり営農を目指す夫婦に会って話をしたときに
「どの程度まで折り合いを自分の中でつけられるか」
というところで戸惑い悩む、と話しました。


でも松尾さんの言い分が良いのが、
「私たち人間はそもそも矛盾の中で生きているのだから
 自然農に矛盾があっても当然」
というようなことを仰っていて、「やられたー!」(笑)と思い。


まぁそのような矛盾の世界に生きているからこそ、
自然農だけは、矛盾のない世界として貫徹したい、という
エゴがムクムクと沸き上がるばかりに、また迷いの世界へ
入ってしまうのですが、、、、、


枯れた夏野菜(モロヘイヤ?)の足元で、元気に育つレタスや葉物類の苗たち。
元気すぎる!!


今回、松尾さんは体調のこともあり、言葉での学びの場には一切来られなかった
のは本当に残念でしたが、畑で雨の中、伺った松尾さんの思い。

「有機農家をしていたときは、出荷できない野菜がもったいなくて
 仕方なかったんですよね。
 大切に育てて、やはりみんなお嫁さんに出してあげたいなって。
 でも自然農を始めたら、そう思わなくなったんです。
 お嫁に行くお野菜たちももちろん大切だけど、畑に残って、花を咲かせて
 種を残して、そして畑に帰っていくお野菜たちも、同じくらい
 本当に大切な存在だと思えるようになったら、自分のそうした葛藤も
 どんどん減っていったんです」

というようなお話。

徳島の沖津一陽さんも「松尾さんには適わないよな~」と言っていたのが
「真夏の田んぼの草刈は本当に大変だけど、でも温泉に入ってると思えば
 同じかな~?なんて」
と仰ってた松尾さん(笑)

素敵すぎます。


とにかくまさに‘お日様’のような松尾さんのオーラは
やはり巷ではついぞお目にかかれないような素晴らしいものがあります。

しかしその‘ほのぼの’という言葉がピッタリの松尾さんも
営農を目指す若者には、それがいかに「厳しい」世界なのか、
本当に「覚悟」はあるのか、と厳しく確認されるということでした。


前述の沖津さんも、いつも営農する世界の厳しさをおっしゃいます。

これだけ機械化が進んでいる農業の世界において、
ほとんど全て手作業でおこなう、自然農です。


正直言って、手塩にかけたお野菜たちを、「お金」という対価にして
手放すのはもったいなくてもったいなくて(笑)
これじゃ営農も難しいよな、と思うのも事実。




また質疑応答で、川口さんが以前「自然農の営農にむいている人、
向かない人」ということをおっしゃったことについて質問した人に
対して、



「今この日本で、この豊かで便利な日本で、‘農業にむいてる人間’なんて
 一人もいやしないよ!」

沖津さんは言い放ちました。


沖津さんは獣医師の免許を持っているので、よっぽども獣医をやっていたほうが
楽で儲かるといいます。


でもあえて、辛く儲からない(笑)自然農の専業農家という生き方を選んだ。


それはきっとやる気とか情熱とか使命感、それだけで選べる道ではない
のかなぁと思います。


逆に、本当に「いのちの世界」を知ってしまえば、自然の偉大さ、
ヒトの無力さを知ってしまえば、申し訳ないけれど
けして他の農法(慣行農法、有機農法)はできないのかもしれない、とも。


というか私に限って言えば、「農家になりたい」「農業をしたい」と
思ったことは一度もありません。

ただ「自然農をしたい」という想い。


それは沖津さんも笑いながら言っていたように「宗教だよ(笑)」
ということなんです。


もちろん自然農は宗教じゃないし、川口さん自ら、ひとつの集団、
ひとりの人間に固執するのは誤りである、と断言しているとおり、
私は宗教に入りたいわけじゃない。


だけど、本当に唯一の答えが、この自然農なんです。





それは慣行農法、有機農法を否定しているのではなく、
「自分たちが食べていく道(お金をきちんと稼ぐ)」を選ぶのか、
「いのちの世界から外れない真に魂の納得する道」を選ぶのか
どの視点に立つのか、の違いなのだと思います。


そしてそれはもちろん、どちらの方が良い悪いでもないし、
どちらの方が優劣、でもない。
視点を変えれば、あらゆることはどちらでもあり、どちらでもないからです。


そうはいっても、実績として、有機農家として自立出来ている人と
自然農農家として自立できている人の数としたら、圧倒的な差があります。


そして自然農で営農して生きていくということは、本当に簡単な道では
ないので、それは自然がおこなうことなので、人間の人智を超えたところ
なので、その差が縮まることも無いのではとも思います。


ですが驚くことに、なんと最近では赤目自然農塾を通り越して
(赤目の方が近いのに)、この福岡自然農塾に通う方が出てきているとか。


ということは、それだけ「自然農で営農」したい、という思いが
強まっているのかなぁと思います。

それが近道なのか遠回りなのかはわかりませんが・・・・・・・



学びの場を上からみたところ。
カッパがカラフルでなんかきれい。


そして最後に、夕飯の時に隣になった、松尾さんの下で1年研修を終えたという
将来君と同い年の山本君のお話を・・・・・
「靖子さんの下で、1年間学ばせてもらうと、自分も営農できる!という
 確信みたいのが得られたんです。
 迷いや不安はあまりないです。

 靖子さんが言ったのは

 ‘自然農の野菜だから’売れる、買ってもらえるようじゃダメなのよ。
‘山本君の野菜だから、山本君がつくった野菜だから’食べたい、買いたいと言ってもらえるようにならなければ、農家としてやっていけないよ。

 と。

 全てはあなたという人にかかっているのよ。

 と。」


私は深く深く感動したと同時に(でも考えてみれば子供のころから母に
ずっと言われ続けてきたことでもあった!)、自分という人間を丸裸にされたような
そんな感覚になり、
けっきょくはそこに行き着くのだなぁ(なのに私が一番自信のないところ?!)
とまた、身の引き締まる思いを抱き、将来君と深く心に留めました。

2011年11月24日木曜日

答えは自然から

第20回 自然農・全国実践者の会
行ってきました、福岡。

自然農は、自然農法ではないんだな、とまたあらためて確認。
だってどうしたら収量があがるか、利益を出せるか、などという話は
‘一切’でませんでしたし、参加者の誰もそれを望んでもいないわけです(笑)


たくさんたくさん、いろんなお話がありました。



そしてやはり、川口由一さんの言葉が、今回も深く深く心を射抜きました。



3.11以降、初めての実践者の会ということもあり、もちろん
原発、放射能のことも話題になるだろうと思っていました。



しかし放射能の影響を最も受けていない、九州という土地柄もあってか、
その話題はなかなか出ず・・・・・・・・・・・





「問題を招かない生き方」



それが自然農です。


問題の解決ではなく、「答えを生きる」


それが自然農です。


何かに対して、「反対をする」「反対運動をする」
それは正しいことをしているようで、必ず新たに別の問題を招いてしまう・・

それはいい悪いではなく、そういう働きが必ずあるということ。


自然農とはそういう働きをしない、という営みでもあるわけです。


でも実際、今回の原発事故で、自然農農家として、さらには自給生活の
見本とも言える福島のやまなみ農場は被爆。
農場は閉鎖、農場主の佐藤幸子さんは、福島子どものいのちを守る会代表
として国を相手に、世界を奔走されている。

この佐藤幸子さんに異を唱える方は、おそらく一人もいないと思います。


そして一方で、55km圏内の宮城県でまた自然農農家として営農されていた
北村みどりさんは、今回福岡にいらっしゃいました。


田畑を見学しているとき、たまたまみどりさんが
すぐ後ろにいらっしゃったので
思い切って話しかけてみました。


みどりさんは本当に気さくな可愛らしい方で、
やはり自然農の理を深く悟られている方ですから、東電への批判や
恨みつらみも一切口から出てくることはなく、でも現実と向き合い、
あの後も変わらず
田畑に出られているということでした。



土壌はやはり放射性物質に確実に汚染されてしまいましたが、
きちんとご自身で測ってみると、そこにできる作物には、
意外にも汚染は少なく、
30軒あったお客様には一切販売はしていないそうですが、
自分たちで食べていけるだけは作れる、とおっしゃっていました。

そして大声をあげて反対運動をしなくてもいいけれど、
原発に対して、一切関心を閉ざしてしまっていた
自分にもやはり非はあったのよ、とも・・・・

やり方はいろいろあると思うけれど、どんなに小さな声でも
自分の意思表示をすることの大切さを、柔らかくおっしゃっていました。



しかし学びの会場では放射能について、
一切話題に出ないというのはやはり不自然だよなぁ
と2日目夜にもなると、悶々としたものが出てきて、
でもどうしてだろうかと、自問自答を繰り返していました。


最終日には、北村みどりさんも壇上にあがり、今現在どのように
田畑に立っているかというお話をされました。

セシウムは地表に貯まるということがわかっているそうです。

ですが、みどりさんはどうしても‘地表を剥いで、外に持っていく’
ということがいいと思えず、変わらず自然農の理のまま、草はその場に敷き、
亡骸の層を壊すことなく、田畑の営みに沿っているとお話されました。


そこで一人の私たちと同年代の若者が質問をしました。

「地表に貯まるのがわかっていて、どうして外にもっていかないのか。」
「放射能汚染がわかっていて、自然農を続けるという、その根拠は
どこから来るのか。」

たしかそういった内容だったと思います。


竹之内君というその青年は、けして責めているのではなく、
彼の友人が群馬で自然農をしていて、絶望的になっていることがあり
希望の答えを得たいということで、質問されたのでした。



みどりさんは、
「20年間、自然農の田畑に立っていて、それが一番の方法だと思ったからです」

とてもシンプルに答えられました。



そしてその言葉に重ねて、川口さんが




「いのちの世界に‘外’というのはないんですよね」




と本当に、そよ風が吹くように、サラっとおっしゃいました。




外だと思っているのは、いのちの世界からみれば外ではなく
なんの解決にもならない、と。



環境が汚染されてしまった場合、必ず自然が浄化してくれるもの。
自然には浄化する力があるから。
それは人が想像もできないくらい早く、自然に戻っていくもの。
結局、人はなにもしないのが一番。


というような実は当たり前の自然農の理をおっしゃっていました。


でも私はまたまた、目から鱗で。



私も震災後、亡骸の層を重ねるのは、放射性物質を
集めてしまうのではないか・・・・・と一瞬不安がよぎりました。

でもそれは「情報に翻弄されている私」が感じる不安であり、
「自然農の畑に立ち、美しい作物、虫たち、季節とともに
移ろい行く自然の中にいる私」はなんの疑いもなく、草を刈り、そこに重ね、
やはり自然農を続けていました。
その自分の中の不思議な矛盾にも、また腑に落ちることができ・・・・


そして実際に、ガイガーカウンターーで測ったことによって
その不安も払拭されました。



今、微生物に放射能除染効果があるとかいって、EM菌を撒いたりなどという
ことも行われているそうですが、自然農の田畑は、それこそ自然の大地には
無数の数億、数兆の微生物が豊かに存在しています。


自然というのは、全て一体の営み。



どれかひとつの菌だけ有効というのはありえないわけです。



自然の浄化には、それは相応の時間(とき)が必要です。



でも私たち人間には、「問題を招かない」解決は絶対にできない・・・・・・



そのことを深く悟る必要があるのではないか、とあらためて思いました。




問題をつくるのはいつも私たち人間で、



答えを出してくれるのは、いつも自然なのですから・・・・・



講演終了後の川口由一さんと、私たち。ちょっと緊張の面持ち(笑)
間近でお見受けする川口さんのお顔はほんとうに澄んでいて、
まるで弥勒菩薩様のようでした。


田畑の見学などについてはまた後でレポートします。


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

汚され 損なわれ 病み続ける地球が

地球上のあらゆる生命(いのち)達が

そうして私たち人間が これ以上に

生命衰えさせていくことなく

浄化を盛んとして 生命寿(ひさ)しく

美しい姿して巡り続けてくれますように

・・・・・・・・・・・・・・


迷いの中の私たち人間が

真の知恵に目覚め

優れた能力よく働かせ

崇高な精神忘れることなく

清くして 心平和に 楽しく

美しい姿して巡りつづけること出来ますように


・・・・・・・・・・・・・・・・


この一書が

天の道 地の道 人の道を見失い

宇宙自然の道 生命の道からはずれ

神仏の親心忘れつつある

私たち人間の足元を照らす

働きしてくれますように・・・・・・・・


「妙なる畑に立ちて」(川口由一)


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

2011年11月16日水曜日

畑の放射線量  私を生きる

久々に怒りに燃えて、自分の毒に毒中り、、、、、
もうここまでくれば、どちらに転んでも、混乱しかないので
腹をくくるしかないと吹っ切りました。

ブログ読んで下さっている方も、きっと毒中りしたと思います。
ごめんなさい。


さて、へのへの畑、ついにガイガーカウンターをお借りして
空間線量を測りました。
(Oさんありがとうございました!)

佐倉市、印西市、プチホットスポットもあるという話。
しかも枯葉が堆積しているところが高い?!
ということは自然農の畑は・・・・・・・・・・

とある程度覚悟をしてみましたが、結果は



地上1cm、3箇所測って、だいたい0.0台~0.1台を行ったり来たり。
通路側が一番高くて、風が吹くと、ほんの一瞬0.3台に行った時もありましたが、
だいたい0.1台でした。

覚悟していたよりは低かったから、一安心。


まぁ体調もすこぶる良いので、大丈夫だとは思っていましたが、
実際はかると落ち着きますね。


でもこれから北風シーズン、少し気を付けたほうがよいというご意見も。


これから大量に大豆を収穫して味噌作り。
今千葉県では米と同じように、大豆も県全体で放射線量を測っているもよう。
印西、佐倉ででなければ安心ですが、一応じぶんたちでも
測ってみようかと思います。



そしてついに、今週末は、自然農の全国実践者の会で、福岡に行きます!
憧れの自然農専業農家・ほのぼの農園さん見学。
「自然農の手引き」作者・鏡山さんの畑見学。
そして川口さんの学びのお話。

ほんとうに楽しみです!


昨年の奈良で行われた会も素晴らしく感動しました。


その中でも忘れられない自然農の心ともいうべきお話が
「私を生きる」ということ。


参加者の中から質疑応答の時間。
とても心やさしそうな中年の女性が、ふるふると泣き出しそうな声で

「先日テレビで熊を捕獲している映像を見ました。
 私はとても可哀相で、見ていられませんでした。
 草や虫を敵としない農法をやっておられる皆さんは、そうしたことをどのように
 対処、お考えでしょうか?」
というような質問をされて、それに答えたのが、富山の石黒完二さん。


「結局、私は私を生きるしかないんですよ」


・・・・・・・・・・


しばし沈黙。



「もし畑に出ていて、熊が現れたら、熊が私を襲ってきたら、
 私の命が脅かされることがあれば、

 私は熊を殺します。

 なぜなら私は、私の命を生ききる、私を生きるしかないからです」




石黒完二さんは、富山の山奥で、ライフラインも無い中、完全に自給自足で
5人のお子さんを学校にも生かせずに育てた、本物の大地に生きる男。


言葉の説得力が違いすぎました。



あれから震災があり、いろいろなことが起きました。


でも結局は、私は私を生きるしかない。


その一言に尽きるのだろうと、私も深く腑に落ちたのでした。



朝の自然農の畑は、かくも神々しく美しい。

私という存在は、すぐに血迷い、悩み、毒を吐く、尊くも
ほんとうにちっぽけな存在で、畑に立てば、てんとう虫1匹ほども
美しくない。


でも私は私を生きるしかないんですよね。

意外と可愛いところあるし(笑)




福岡に行って、また大きな恵みをいただいてきます。

2011年11月14日月曜日

どこの国の総理だ?

冷静になったら、独裁者なんてかっこいいものじゃないですね。


完全に頭がおかしいです。

TPPについてこれだけ国会で、そして国民が反対しているのに
(世論調査は「日本‘経済’新聞」のもので、何が世論だか。多くのマスコミもただ混乱しているか買収されているのでしょう)
あまりに市民団体が静かだと思ったら、

活発な市民団体は九州の玄海原発再稼働について激しく行動している。

玄海原発は、福島とは訳が違う!



ここが壊れたら、日本一体被爆です。

逃げる場所はもうどこにもない。


そしてどこよりも老朽している。



そんなとんでもない原発を、再稼働しているんです。



市民活動団体をぜんぶそこに引きつけておいて、その渦中にTPPに参加???


完全に狂ってる。






この答弁を見て、なんにも知らない野田首相が露になっています。


あまりにも酷すぎて、笑うしかない。。。。


酷すぎる。



こんなんで国民に、信を問えるわけないわ・・・・・・・・・・・・・・






こんな人を首相に選んでしまった私たち国民はいったいなんなんでしょうか・・・・・


野田首相、

①TPPが国内法に優越することを知らなかった
②10年間で関税全廃することを知らず、保護できる関税があると思ってた
③今からでは交渉参加は半年後。条件闘争出来ないことを知らなかった
ISD条項を知らなかった
⑤TPPよりASEAN+6が国益であることを隠してた


そんな状態でTPP交渉参加?
ふざけるのもたいがいにしろ。

私は久々に本当に頭にきている。


国会で参加表明もしないで、外国で表明するなんて
あなたはどこの国の総理大臣ですか??
誰のための政治をやってるんですか??


福島みずほさんが私たち国民を代表して言ってくれた。




国家、政治を完全に私たちは頼らず、生きていく道を探すしかないのか。


無いんだろうな、このままじゃ。

でも無理だもの。


私たちは所詮、日本国民だから。


だから私は恐怖におののき、怒っているんだ。。


政治に無関心で、のほほんと生きていたほうがなんぼか幸せか
わかりません。。。


もう本当に日本を捨てて、外国にいくしかないね、と半分冗談でも
そんな話になります。





「すべては良きことのための必然」?


だとしたら、この怒りをどう転換していくのかが
今後の私の課題です。

2011年11月12日土曜日

独裁者

優しそうな顔した人って本当に怖いですね。

野田首相は、国民に説明もしない、信も問わない最悪の独裁者。


国を滅ぼす、売国奴。


絶対に許せません。


震災でガタガタなこの時に、なぜバタバタと?

というのは呑気すぎ、
このガタガタな時だからこそ、
首相はイソイソと国を売って、全て帳消しにしようとしている。

「美しい農村を残す」?
どうやって?
美辞麗句ならべたてて愚弄しようとする浅はかさにとことん反吐が出る。


この方、中野剛志さんの説明がとてもわかりやすいです。

4分過ぎから核心に。



2/2もぜひ。


震災後の東北を救わずいかに帳消しにするか、
奔走する売国奴が今の日本国家。


怒りのあまり、悲しすぎる。





せっかく反対活動して原発とめたって、TPPでぜんぶ台無し。

せっかく自家採種の種とって美味しいお野菜も、TPPでぜんぶ台無し。

年金だって、もちろん帳消し(これは国にとって嬉しすぎる)。

国民保険もぜんぶ台無し、虫歯治すのにも数万円。

貧乏人は野垂れ死に、日本にゲットーできるのも時間の問題。



お金がなければ、イコール不幸なとんでもない現実がやってくるよTPP。

ひとりひとりの価値観や生き方なんて、ぜんぶ台無しのTPP。




最後の意見をこちらから
https://form.dpj.or.jp/contact/




アメリカでも反TPPデモだとか。(http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-427.html)

TPP=DEATH

リアルです。


今日急遽日本でもデモがあったみたい。
私はブログで毒づくしかできない無力さがまた悲しい。


母国を売り飛ばしたくない。
想いはみな一緒なはずと信じたい。

2011年11月3日木曜日

うれしいこと

あったんだ~(*゚∀゚*)


朝陽に輝く、草と 生姜 と 里芋



ラッキョの花ひらく




カブの上であいびき中のカタツムリ、お邪魔虫のアリ





キャベツ苗の朝露マジック

収穫祭

いつかやってみたいですね、へのへの農園の収穫祭。

日曜日は、北総支部有機農家の先駆け、三里塚ワンパック野菜さんと、
若手有機農家のホープ、山木コースケ君率いる東峰べじたぶるんさんの
収穫祭で、アフリカン・ライブします♫


詳細はこちら~

http://onepack.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/10/116_ec92.html


私たちは急遽ピンチヒッターで出させていただくことに。

なかなかメンバーが揃わないのですが、今回は東京から
我らがハシモトケも駆けつけてくれるということで、心強いかぎり!!!♥

出演は12時〜予定です。



芋掘り、餅つき、卵とり、などなどお子様も喜ぶイベント満載のようなので
(って私が楽しみじゃ~)お時間あるかたは
ぜひぜひ遊びにきてください♡

2011年11月1日火曜日

TPP 今私たちにできること

まずTPPについて分かりやすいサイトは、以前もご紹介した
こちら
「サルでもわかるTPP」http://luna-organic.org/tpp/tpp.html


国は参加したい。

なぜなら国は

「経済成長、発展(金儲け)こそが、国の、国民の幸せ」


と絶対的に信じているからです。

そして「アメリカに逆らえば、日本は終わり」

と絶対的に信じているからです。



私たちはもう気づいています。

どんなにお金があっても、それが真の豊かさではないこと。


戦後の日本は、アメリカによって、ずいぶんと洗脳されて、
もうすでに沢山のものを失いつつあること。


最大の勘違いは、‘アジアの連携・経済発展’などと言っているけれど
アジアで加盟しているのはシンガポール、ベトナム、マレーシア・・・・・

中国や韓国は加盟しておらず、
ちゃんちゃらおかしい詭弁です。




TPP:反対請願の賛同議員 JA全中公表
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111026k0000m010167000c.html?

もしここに、あなたの地区の議員の名前がなければ、
議員さんに電話でも、メールでも、もちろん訪問でもいいから
「TPP加盟に反対してください」と伝えてください。


私たちにはその権利があります。


議員さんが誰だか知らなければ
「○○市 衆議院議員」
などと検索すればすぐ出てきます。


そして今の議員さんはだいたい自分のHPを持っていて、
そこにコンタクト先が載っています。


地に足のついていない、

マネーゲームの夢の世界に生きている政治家さんたちに、

私たち現実を生きる人間の声を届けましょう!!!

「首相官邸 ご意見募集」

https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

「外務省 ご意見・ご感想」

https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html

「経済産業省 ご意見・お問い合わせ」

https://wwws.meti.go.jp/honsho/comment_form/comments_send.htm





巡りめぐる命の世界に生きる私たちは、

いつか必ず、自分たちの撒いた種を刈り取る時がきます。

必ず、必ず。

自然農における 虫 と 月 と 旧暦

イヌタデに祝福されながらそら豆発芽!



自然農では、

「虫や草を敵とせず」


が基本の理なので、基本、どんな虫がいても放置です。


でもあくまで目的は「野菜の栽培」なので、目的が叶えられない場合には
草を刈りますし、虫も殺すこともあります。


そういう場合、師匠である川口さんは「無心にさっと殺す」と言います。

無心にさっと刈る
無心にさっと殺す



でもこれがなかなか難しい、、、、


実はことしの夏は、けっこう虫を殺しました。


8月に撒いたニンジンが、きれいに発芽したと思ったら
あっという間に全部消えて、、、、、、、、

1m幅、10mくらいの畝、全滅です。


去年は日照りのせいで、やはり全滅したニンジン。


ショックは大きくて、2回目に撒いた後はさすがに寒冷紗をかけるも、
やはり発芽しても半分以上は消えて~~~~

寒冷紗の隙間から、バッタが入ってしまうんです。


白菜も1回目の定植後、全滅。


そうなると、さすがにいつもは可愛く見えていたバッタなんかも
葉についてるのを見ると「んにゃろ~~~~」(メラメラ~~)
という気持ちになり、グサっと。

とても無心の境地とは程遠く・・・・・・




虫1匹殺めるでも、とても嫌な気持ちになりました。



それに虫を全部殺すなんて、到底できる数じゃありません。
(農薬撒いちゃえば皆殺しだけれど・・・・)


一日中畑に立って、見張り番をしているわけにもいかないし。



もう一度、根本のところから考えました。




虫の状態も、畑の状態がどんどん自然に近づいてくると、自然に調和して
バッタばかり大発生ということはないそうです。

でも「今」を生きるにはどうしたらいいのか。



昔から言われていることに、もう一度立ち返ると、
例えば月の運行。

月の満干と、生き物の生態はとても密接な関係がありますよね。

農の仕事でいうと、

新月には虫が少ないので種まきにむいていて、

満月に産卵する生き物が多いように、満月周辺は生き物の活動が活発。

満月から新月に向かう時期は、定植にむいている。


こんな基本的なことすら、私たちは無視して、つい自分たちの
スケジュールを優先して、作業をしていた。


月の満干に敏感になるということは、現在のグレゴリオ暦では
ぜんぜん噛み合わない。


すると自然と旧暦に視点が向く。



旧暦とはなんぞやというところから紐解く。



いやはや「自然に寄り添う」自然農に取り組む身として
旧暦について無知だった自分に思わず「オイ!」とツッコミを入れたく
なるほど、奥が深い旧暦。


9月の直撃した台風の後、虫たちの活動が一気に終息にむかい、
2度目に定植した白菜は順調に成長。

台風のおかげなのかなぁ?と思ったら、
旧暦ではしっかりと「秋分の後には虫の活動がおさまる」とある。


雨の多い土用には、驚くほどピッタリと雨が降る。


旧暦おそるべし。


これからもっと旧暦と身近に生活していくことになりそうです。






益虫も害虫もない



ただ故あって存在する命は 



ただ生きることが許されている命



生をまっとうして



死に朽ちて



風に吹かれて、土に還る




巡りめぐる命