3月にはいって、ようやく今年初の種まきをしました。
まずはジャガイモ。
写真は種いもを切って乾かしているところ。
昨年もつくりましたが、4月の遅霜にやられてしまって、収量は、、、、
今年は購入したのがキタアカリと男爵。
昨年の種がメークインと男爵、だったかな。
子どもの頃からイモに目が無かったなつきさんは
母には「イモ娘」と呼ばれていた。。
イモ栗カボチャは女の好物らしいですね。
そして冬採りも大好評をいただいたニンジン。
佐倉八街山武などの近辺は、関東ローム層という地層で、ニンジン始め
里芋などの根菜類ととっても相性がいいんですって。
埼玉のなつきの母も、その味の違いにビックラしておりました。
ニンジンは好光性種子なので、種のうえにうっすらと土をかぶせますが、
写真はもみがらだけをかけた状態。
こうすると発芽率がよかったと、木川さんに教えていただきました。
なんか見た目もいいですね。
こちらは去年育てたコマツ菜から自家採取した種。
うまく発芽するかな?
種といえば・・・・
F1種って聞いたことあるひといるかな?
今おおくのお野菜はこのF1と言われる種から作られているそうです。
どんな種かというと、簡単に言ってしまうと、1代しかつくれない、
子孫を残せない種。
加えて成長がよく、収量もおおく、形もそろって見た目によく
育てられるように交配したもの。
その方が農家さんとしても育てやすく、また売りやすいためです。
でもこの種子によって、じつは様々な問題も生まれているとか。
現在昔に比べて、流産が多かったり、不妊の人が多いのも、こういった
遺伝子操作が影響あるのでは、と言われているそう。
論理的にはしごく納得できちゃいますよね。
そしたら、そんな種を使って野菜をつくる農家さんが悪い?
そうじゃないです。
形の揃ったキレイな野菜が農協に高く売れるから、不格好なのは値段が
つかないから、そういうヤサイを作っているわけです。
じゃ農協が悪い?
でも元を正せば、そういうヤサイを買いたがる消費者の人が圧倒的に多いという
事実があるわけですよね。
でもそれは時代の流れだったのだと思います。
いまはその流れも変わってきてる。
とても嬉しいことです。
わたしは、多くの農家さんたちだって、みんなできるものなら
自分の身体を蝕む農薬なんか使わずに、余ったからってせっかく作った
ヤサイを捨てられるような悲しい思いをせずに、おやさいを作りたい
と思っていると思います。
でも現実の多くの農家さんはそうできてない。
そこを変えられるのは、農家さんの意識ではなく、ヤサイを買って食べる
多くの人たちなんだとわたしは思っています。
作物は工業用品じゃないので、愛情も入るし、手間暇もかかる。
安いだけのお野菜は、なんかかわいそうです。。
無骨でも、美味しくて栄養のある方がいいですよね。
いろんな個性を認めることで、いろんな多様性が生まれる。
こんなヤサイ一つとっても、いろんな事を示唆しています。
個性を認めるといっても、ニンジンの種から大根はできません。
おのれの生を生ききれば、ニンジンの種からは、立派なニンジンが
生まれます。
あ、なんかズレちゃいました、、
自然農ではなるべく種を自家採取することによって、より自然農の畑に
順応した美味しい野菜をつくれるようになることも、とてもうれしいです。
週末は自然農の会です。
みんなどんな種をうえるのかな?
2010年3月11日木曜日
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そうだね、消費者がしっかり選ばないとね。
返信削除野菜に限らず、何か一つ買うにもしっかり考えないと
全ての行動はしっかりと影響を及ぼすんだもんね・・・
シャランさん、
返信削除なんかみんな知っていることをエラそうに書いてしまいました、、、
おはずかしい。
そう、でもたった一人の思いと行動が世界を動かしているんだなぁとつくづく思います。
変えられるのはじぶんだけ。
ほんとそこしかないな、と。
ほんとしつこいけれど(笑)
ありがとうございます。