2011年6月20日月曜日

人生最大の怒り、とサヨナラ

6.10 サンドラを囲む会@Natural Studio(備考:私の記憶)

「なぜこの会に参加しましたか?そして何を持ち帰りたいですか?」



この生において、自分のできることは自分を浄化することだけだと思って
日々できるだけそうやって生きてこようと思っていたけれど
震災後、どうしても怒りを感じずにはいられないことが多くて。
 (怒りのあまり、泣くこともしばしばあり・・・・)

この感情を浄化しきれない・・・・と感じていて、(本心は助けて欲しいと言っていた)
この場に来て、よい気を持ち帰りたいと思いました。


「怒りの感情はとてもよいものです。
 怒りの根底には必ず、‘恐れ’があります。
 私たち動物は、恐れを感じるから、怒り攻撃します

 とても重要な感情です。

 でも。恐れている限り、私たちは怒りの感情と無縁でいることはできません。


 ではさっそく、目をつぶってみて下さい」


いきなりセッションが始まる。
私はこの時点で、今にも泣き出しそうな気持ちだった。


「今まで生きてきた中で、一番怒りを覚えて時のことを思い出して下さい」


私はすぐに思いついた。
まだ小学生低学年だったころ、包丁を握りしめ、泣き喚きながら
本来ならば世界で一番自分を守ってくれるはずの男に向かっていこうとしていた。
世界で一番自分の愛する女性を守りたくて。

男は酒に酔って、そんな子供を嘲笑っていた。


力いっぱい突き飛ばされて、壁に思い切り頬をぶちつけて、
怒りと痛みで頭が真っ白になってボーっとした。



「その時あなたはとても自分が、もしくは自分の一番大切なものが脅かされていて、
 とても怖くて、そして自分を本当に哀しいくらい無力な存在だと
 感じていたかもしれません」


私は大切な大切な人を傷つけられて本当に悔しくて、できることなら
相手をメチャメチャに傷つけたいと思っていた。

でもそんなことはできないということも、心のどこかで、わかっていた。
そんな自分の無力さが、哀しくて哀しくて、たまらなかった。

こんなに憎らしく思う相手だって、本当は大好きだったのに。
憎くて憎くて哀しかった。
こんな悪いことをする自分も本当に悪いと思った。
でもしょうがないじゃないか。!!!



 「でももう大丈夫。

 その事は過ぎ去りました」


そうだよね、それはもう、ずいぶんと昔のこと。





「そして次に、自分が心から幸せを感じ、安心したときのことを思い出してみてください」


今の生活。毎日。ちょっとしたひと時。至福のとき。



「怒りを感じた体験を左手にしっかり握りしめて、幸せを感じた体験を右手に
 しっかりと握ります。
 そしてゆっくりと左手を右手で覆ってみましょう」



癒されたいとどうして私たちはそんなに思うんだろう。

でもこうして結局、自分を癒せるのは自分自身しかいないんだ。

涙が止まらない。




怒りの感情は、私の長い間のテーマだった。
私の奥底に巣くう、怒りと恐れ。
生まれつききっと、猛悪な性根なんだろうかと思っていた。


怒りが恐れを元に起こるということも、頭では理解しているつもりだった。

そして日々、その感情たちを浄化したいと思っていた。



でもこんなにも私の根底にあった怒りが、恐れが癒されていなかったとは。
私は本当に驚いた。


また泣けて泣けてしかたがなかった。


もうぐちゃぐちゃになった。


「自分を覆っているものすべてを脱ぎ捨ててみてください。
 そして自分の本質にあるものを見つめてみましょう」



それはとても温かかった。やさしく包んでくれるような。


驚くべきことに、そこはたぶんきっと愛だった。



どんな本を読んでも書いてある。


だからそうなんだろうと理解しているつもりだった。


でも聞くと見るでは大違いとはこのことか。



私はまた信じられない思いに、ただただぐちゃぐちゃになった。

涙と鼻水とわけのわからない体液に、すべて流されたような感じ。



私は本当は怖かった。

本当に信じていいのか、まだ確信が持てないところがあった。



その恐れが、怒りを生んでいた。



あらゆることに対して。




「あなたは何を恐れているのですか?」


今までは「別になにも恐れてやしませんよ」と強がっていた。


でもうそだった。



自分の恐れと怒りをようやく正面から見ることができた。



するとやはりそれは癒された。



気づいてあげれば、手放せる。



全ては自分の気づきから。


サンドラさんの言葉はすべて、私の体にピッタリと、パズルをはめるように
ピッタリと当てはまった。


この震災は、必然であったこと。

地球にとって不要なものは、地球がおのずから排除する意思と力があること。


今から世界が大きく変わること。

この経済システムはいずれ破綻すること。もちろん日本経済も終わりが近いこと。

目の曇りを晴らせば、私たちの根底にある愛でみんながつながれる事。

というより本来ひとつだということに、あらためて気づくことができること。

そして私たちは新しい世界をつくりだすことができること。





私は自分の想いとあまりにも一致していた感動をサンドラさんに伝えると
「だってあたりまえでしょう。私とあなたはひとつなんだから」と
あっさりと言われてしまった。



自分を癒せるのは自分しかいない。


でもこの時がなければ、わたしはまだ気づけなかったかもしれない。



ありがとうございます。すべてに。



(余談だけど、数日後やはりもの凄い腰痛が襲いました・笑
 原因はわかっていたので、‘思い出し怒り’でも怒りのパワーはやはり
 すごいことを再認識。
 そして和みの手当てのありがたさもまた)

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