2013年7月18日木曜日

ミラクル おきた

3月に100歳の大婆様が倒れ、さすがに覚悟を決めたものの、
すばらしい生命力で、なんと2ヶ月後には一時退院。
 

森の初節句のお祝いのときには、自宅にいらした。





この時のお婆ちゃんの瞳がほんとうに光ってて、思わずカメラを向けた。

森の瞳の光と、まったく違う光り方だけど、あきらかに普通の人間のもつ
光と違う気がした。





その後、また容態が悪化し、再入院。




倒れてから、なんども「いよいよか・・・・」という時があっても、
その度それを乗り越え、私たち家族は驚きと安堵と、
そしてちょっと不安を感じていた。


私はただただ、100歳まで生きてきたお婆ちゃんの命の強さに圧倒されると同時に、
やっぱり私たちは、ただ「生かされている」に過ぎないんだろうなぁと、
ひしひしと感じた。


 週に1度はお見舞いに行くと、誰が行くより、一番、「森が来たよ」という声に
お婆ちゃんは反応した。

調子のいい時は、「ばぁ!いたいた!」などと森をあやしたり。
「かわいいねぇ」と言いながら、森のぷくぷくな足を触ったり。
森も今までと違うお婆ちゃんに戸惑いながらも、けなげに笑ったりしていた。






そして、倒れて3ヶ月後、100歳10ヶ月の尊い生命が、とうとう天に召された。


私は、血は繋がってないけれど、初めて、肉親の死を目の当たりにして
心が静寂に満たされれるような感覚になった。


まだその辺に浮かんでいる、お婆ちゃんの魂を感じた。



 ○○○○○○○○○○○○



石田の遠縁に葬儀屋さんがいるので、今回はそのIさんにいろいろ手配をお願いしていた。


私は初めて会う方、マサキ君は顔を知っている程度。


通夜の時、 開式までの空き時間、Iさんとマサキ君が雑談をしていると、
私たちが6年前に、初めて自然農を教えてもらったKさんに
去年まで田んぼを貸していたのがIさんだった。

私たちはもちろん、その田んぼで1年学ばせてもらっていた。

Iさんはなので、自然農のことを知っていた。

私たちもその「エコ農業」(と、Iさんは言う)をしていて、
家と田畑を探しているという話をしたら、
なんと前日に葬儀をした人の家が空き家になってしまい、
住んでくれる人を探している、という。


トントントン、と話が進み、
私たちが今住んでいる佐倉市に隣接する、石田の実家のある
八街市にその家はあり、
私たちは家賃ナシ(!)で、家主さんにお支払いするのは
年間の固定資産税のみ(それでも今のアパートの1か月分の家賃より安い!)。
さらに自然農にはもってこいの、荒れ果てた田畑付、で借りることになった。



その昔、六衛門さんが住んでいたという、屋号は「ろくえんどん」




このタイミング、

そしてこの条件。



お婆ちゃんがかわいい孫のマサキ、かわいいかわいい彦孫の森、そして私のために、
最後にくれたビックプレゼント・・・・・・・・・・・


それ以外に考えられない。




あの世とこの世を行ったり来たりしながら、
お婆ちゃんがいろいろいい条件のおうちを探してくれて、
ここの太七お爺さんに

「あんたさぁ、うちのマー君いい子だから、きっと家をきれいに使ってくれる
 からさ、ね?いいでしょうよぉ」


なんてかけあって、

「じゃあんた先死んで、あたしが次の日逝くわ」
って決めたとしか思えない(笑)

(実際1日違いで亡くなった)






念ずれは通ず。



感謝感謝、もう感謝。
私は手を合わせて、頭を下げるしかできない。


○○○○○○○○○○○○






「お金がこの世界を動かしている」という幻想のもと、
狂い進む現代へのアンチテーゼとして
私たちが生きていいよ、と後押しされたのか。


もちろん、お金が無ければ現代では生きてはいけない。


私は文明も否定できないし、この現代に生きていることに感謝しています。


でも自然農を始めて6年。




現代的な価値観でいうと、作ったものをお金に代えることができ、
それで生活することが「一人前」「ものになった」というならば、
私たちは、いつまでたっても半人前で、
まったくもって「ものにならない」です。




でも、それでも自然農を続けさせてもらえてる。

これだけでもありがたい、天に感謝(もちろん現金を稼いでくれるマサキ君へも)
の気持ちだったけど、
さらなる新しい舞台も用意してもらえた・・・・・・

進んでいいよ、と。




とにかく口だけ番長、実際はまったくもってヘタレな私は、
この現実にしょうじき面食らってしまった(笑)


緑に囲まれ、田園地帯で、古いおうちに住んで、自然農をする。


宝クジが当たらなければ、けっして叶うことはないと思ってたけど、
ぜったい実現する、と強く念じていた夢が、
目の前に現れて・・・・・・・・



しばらく呆然としました、、、、(笑)



○○○○○○○○○○○○

どんな場合でも、そこに「謙虚なこころ」が無ければ、
いかなる学びもない



誰に聞いたか、どこで読んだか忘れてしまったのですが、
私にはこの言葉が、突き刺さった。


私は生まれつき傲慢な性格なのか
(「なぜか基本、上から目線」とマサキ君にいつもツっこまれます、、、笑)、
こどもの頃からほんとうに謙虚な気持ちになれることが少なかった、と思う。




だからこそ、こころから頭を下げたくなるような気持ちになれるとき、
私はなぜか、ほんとうにうれしかった。


そして自然農を始めて、私はそういう気持ちを沢山味わえるようになった
気がする。


自然がわたしをそうしてくれた。

自然がわたしに気づかせてくれた。




そんな時、私は幸せを感じた。




○○○○○○○○○○○○


自然農は、真にサステナブル。

環境に多大な負荷を与えず、持続可能な状態であるさま。)

 

機械を使わないから、燃料はいらない。
(草刈機はけっこう使うけど、、)



耕さないから、土は痩せず、流出しない。


 
農薬肥料を使わないから、水が汚れない。



草があるから、無数の微生物や、昆虫、小動物が生き、
ほんの少しのスペースでも、そこはさながらビオトープになる。

まさに生物多様性そのもの。


できる作物は、この上なく、旨い。



母なる地球を、損なわない。







日本中の農家が、1軒でも、自然農になったら、この日本の自然は
どれだけ甦るだろう。



私たちは、その1軒になりたい。



農家じゃなくても、一人でも多くの人が自然農を実践して
じぶんの食べ物をつくるようになったら。


私はそれを心から願う。


○○○○○○○○○○○○



念ずれは通ず。

引き寄せの法則。

ザ・シークレット。



今、目の前にある、すべての具現化されたもの
(pc?、スマホ?、つり革?、マグカップ?)は、必ず、
一度だれかの心でデザインされたもの。



私たちが心で何をデザインするのか。



この具現化された世界は、ただただそのことだけでできている。


私はそれを心から信じる。






ニューヒーローは世界を変えない。

もちろんニューヒーローはポジティブなバイブレーション。


でも。
世界を変えるのは、ただ私たち、一人一人にかかってる。





心のなかで、
誰かを排除したり、差別したり、妬んだり、否定したり、


そういう思いがある限り、戦争や競争は無くならない。



ということは、戦争は決して無くならないのかも、とも思える。



でもだからこそ、微力な私たち一人一人が、日々何を思って生きるのか、が
些細なことだけど、どれだけのエネルギーになるんだろう、と思う。



私はそれを心から信じる。




もちろん、私はぜーんぜんできてない。


本当に情けないほど、ネガティブな発想は消せない。
不完全きわまりない。


でもそんな自分を私は認める。


不完全な私だから、不完全なあなたを、不完全な世界を認める。



そうやって、少しずつしか進めない。




でも私もがんばるよ。




こどもたちに、少しでも、美しい世界を残していけるように。










さぁこれからが本番!


まっくろくろ助ならかわいいが、かーなーりオゾマシーーートコロもある
家の大掃除に精が出ます(笑)(ちゃん&ババありがとう!)


でも「こんな汚いのもう捨てなきゃムリでしょ」と、
ヘタレな私はすぐに思っちゃうのですが、、、(しーまへん)

そんなでも、一生懸命、洗って磨いていくと、驚くほどキレイになるの!
もうビックリビックリのビフォーアフターの連続。
教えてくれる、石田父母に大感謝。

そしてそれがまた新しい感激です。




台所の窓を開ければ目の前には田んぼ。今はグリーンがまぶしい。黄金色の季節も綺麗だろうなぁ



庭にはこんなサボテンの花が。写真は取れなかったけど、水が綺麗なところにしかいない、黒トンボもいました。






庭には、梅の木、柿の木、柚の木、キウイの木、、、、
この後りっぱなケヤキは切り倒され、今は山肌が見えている。。悲しい、、、






5年目に入った、印旛の畑は、ほんとうに草もいい感じで
作物もようやくなんとなく育つようになってきて、
手放すのはほんとうに惜しいし、悲しいのですが、、、、、



新しい田畑に出会い、また1からがんばります。



なにより田んぼができるのがうれしい。

私たちが借りる予定の田んぼは奥の木が生えちゃってるところ。昔はホタルも出たらしい。


今月末には引っ越す予定です。


それまでに、どうにか住める程度まで、掃除がんばって。
割れたガラスも入れ、腐った畳も替え。
汲み取りトイレはコンポストトイレにして。

やることは山積み。



7月2日、森はぶじに1歳になりました。


1歳の誕生日プレゼントは、私たちからはもちろん、ジャンベ!

そして大婆ちゃんから、おうち。
すごいね(笑)







1歳までかるい鼻風邪しかひかなかったのに、誕生日翌日からいきなりロタウィルス、、、(笑)いきなり1歳から試練です、、、
いまは湿疹がだいぶ出てます。




しかし誰に似たのか、太鼓バカ・・・・・(笑)
目が覚めると、まず、パカパカ叩いてます、、、



森はトトロに会えるかな。

ステキな子ども時代を過せるように・・・・・・・



一緒に頑張ろうね(^ ^)/♡

2 件のコメント:

  1. sis binghi2013年7月18日 13:33

    お盆ですね~大婆さま、ほんとうに可愛くて可愛くてってバイブスが物凄く感じます。JAHと全ての自然の光の精霊と命に感謝して、家族の暖かい絆を育んで行きたいですね♡ 沢山のおおばさま(世界の13人のグランマの言葉の本を読んでからさらに、おばあさまバイブスが強くて)から、お互いの子供達の夏に水事故などに、気をつけて、元気に育つのを見守られているそうです。 


    そうですよね!私絶対 念ずれば、その念が純粋なら、あきらめなければ、絶対に叶うって知ってます!!


    子供達の明るい未来を、私達あきらめずに、JAHと共に、ご先祖様や光の精霊、生きとし生けるものすべての命と共に、絆を育んでいきましょうね♪ JAH LIVE

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  2. sis binghiさん、ありがとうございます。
    そうですね、すべてはJah Guidanceですね。

    子供たちの明るい未来信じて、お互いがんばりましょう!

    いつもありがとうございます(^ ^)/~

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