2010年8月12日木曜日

虫愛づる姫君



「あなをかし」


<虫愛づる姫君>は『堤中納言物語』にあるお話ですが、
蝶を愛でる姫君の隣に、鳥皮虫(かわむし=毛虫)を可愛がるたいそう風変わりな
姫君の言うことにゃ

「この思慮深そうな様子がなんともいえず奥床しい」



アロエ姫君もすっかり虫さんたちの虜でござりましては、
ことの発端、学童の男わらわに
「先生の畑にすいか置いときゃ、カブトくるから捕まえてきて」
というからに、しぶしぶ殿にお願いすれば、
さっそく捕まえてきて一晩あずかってみたらあなをかし。


なんともらうたしこと、この上なし。


ほんと、かわいいんですわ、これが♡




8歳男児と同じ感覚を持つ、ミソジな自分をおぼつかなし
と思うところに、この姫君のお話、心落ち着かれたし。



永遠の女神ナウシカも、この姫君をヒントに生まれたとかなんとか。

続きは二の巻に語られているはず云々・・・

2 件のコメント:

  1. 「人々の、花、蝶やとめづるこそ、はかなくあやしけれ。人は、まことあり、本地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ」

    「人はすべて、つくろふところあるはわろし」

    う~ん♪素敵な姫君。

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  2. 悟りきったそのお言葉がしびれる姫君♪

    でも姫君もまだ10代だった、、、、、


    あ、ニンゲン年は関係ない?!

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