2018年6月21日木曜日

ご報告

大変遅ればせながら、(かなり今更感がありますが、、、)
去る3月23日、我が家に新しい命が誕生しました。


おかげさまで安産で、初めて恐れをもたず臨めたお産。

陣痛も、強烈な光のシャワーを浴びているような感覚で、
「しあわせ~~~」と力を抜きながら、その波を次々乗り越えていく
ような感じでした。

朝、満潮ごろにおしるしがあり、旦那さんと私は、妊娠中の
ベビーさんの性格的に、きっと干潮あたりできちんと産まれるだろうと
予想していたらその通りだったのですが、あまりのスピードに
助産師さんが一人間にあわず、、、、、(笑)

石ちゃんが素晴らしいお産婆さん?役をしてくれて、
最後はその首にしがみついて、立ったまま文字通り
産み落としてしまいました(笑)

できたら自分で取り上げてみたかったのですが、さすがにそこまで余裕はなく、、、

でも感動して静かに泣いている旦那さんを側に感じながら、
妊娠中のしんどさが全て吹き飛んでしまうような、
しあわせなお産でした。


妊娠するまでボロボロで、助産師さんにも「よくこの体で病気にならなかったね」
と言われてしまうような体でも、どうにか建て直し、酷かった手湿疹もすっかり
きれいになったり、冷えもまったく感じない状態まで持っていくことができた
おかげです。

お世話になった若草助産院さん、鍼治療で支えてくれた容子ちゃん、
あらためてありがとうございました!

「おかあさん、こんな可愛い赤ちゃん産んでくれてありがとう!」と赤ちゃんを見るなり言ってくれた森


 懐妊がわかるまで・・・

思えば、石田家はいろんなことが行き詰まっている状況でした。


自然農にこだわりすぎて、自給もままならない田畑。


ゆら産後から心身ともに不調がありすぎて、
子供たちと一緒にいてもいつもできれば離れていたいと思ってしまう、
どうしてか毎日笑って過ごせない、
母としての自分を受け入れきれない思い。


そしてお父ちゃんを責める気持ちが押さえられず、ずっと
産後クライシス状態だった夫婦仲。


そして、懐妊がわかった瞬間
「どうして‘こんな私’のところに、来てくれたの・・・・・・」と
思ってしまった、根深い自己肯定感の低さ。。


 それら全てが、今回の新しい命がやってきたおかげで、
強く揺さぶりをかけられ、再考され、新しくまた再出発を余儀なくされました。

それは私たちにとって、ありがたい予定不調和?となり、
命がけで私たちに教えに来てくれた、
それがこの第三子となる男の子です。

石田然(ぜん)です、よろしくお願いします!

いちばん大きく生まれて大きく育ってます!アーウー、ハギューとおしゃべり上手




とにかく懐妊がわかってからの、森の喜びようが凄くってとても驚きました。


「うちは5人家族!」と産まれる前からとにかく嬉しそうに言っていて、
今ここに何人いるでしょう?と聞いてきて、つい4人と答えると
違うよ5人でしょ!と怒ってみたり妊娠している私より強く、
その存在を常に感じている様子でした。


妊娠中「おかあさんと赤ちゃん」と森が描いてくれた


そして産まれてからの溺愛ぶり。
ゆらが産まれた時からは想像もできない森の様子が、なんだか本当に
くすぐったくて、可愛くて笑っちゃって。

もちろん「なにしてくれてんねん!!」って突っ込み満載な時も、
多々ありなんですけど(笑)






ゆらはまだまだ自分が甘えたいので、かなり複雑な気持ちながら、
お姉さんぶってみたり、ぽぽちゃんに「ぜん君」と名前つけて
寝かしつけてたり、
時に大荒れしてみたり、どうにか自分のなかで消化中な感じです。


然がかわいくてたまらないのはもちろんですが
(かわいしゅぎる~~と親ばか連発)、
森もゆらも、不思議なことに前よりもいっそう、かわいく愛おしく
感じるようになりました。


思えば、妊娠中(胎児期)から産まれ方(お産)まで、
三者三様、それぞれ個性的でした。

そして、ずーーーっと森の個性を心から受け容れられない自分がいたのですが、
今ではもう、おもろくて堪らないというか(笑)


然ちゃまが私を、家族をまーるくしてくれました。


とはいえ、赤ちゃんとの生活。

赤ちゃんは「会社の経営状況はおかまいなしに、給料を搾取しまくる
従業員」に例えたフジエばあさんの通りで(笑)


それはそれは老体にはヘヴィーであります。

朝起きると、骨がミシミシいいます。お風呂に入る気力すらない日も
多いです。
手湿疹もまた出てきたし、、、
ついに喘息発作で、ステロイド静脈注射まで行ってしまいました、、、、、(T T)


でも本当に、この「親の都合などかえりみず、うったえる力」これこそが
生きていく力なんだと、つくづく思います。


そしてその泣く姿の、なんと可愛らしいこと。

泣き叫ぶ息の温かいこと。




でもね、確実に自分を大切にできるようになってるんです。

もちろん体はしんどい、けれど、気持ちが今までと全然違う。

「自分をたいせつにしてね」

これも然がおなかのなかから、いつも送ってくれたメッセージでした。


自分を愛する、自分を大切にするって実はイマイチずっとわかりませんでした。


母となり、自分より「子供たちのため」「子供たちにいいように」を
優先するのがあたりまえだと思ってたし、それがいっそう加速していました。


でもその前に、自分を大切にしていないと、全てがチグハグになってしまう。


まずは、自分自身をダメな母親だと責め続けるのを止めました。

少しずつ、今の自分自身の全てを許し、受け容れることが
できるようになったら、旦那さんとの関係も、子供たちとの関係も
とても楽で心地よくなりました。


ずっーと、いわれ続けてきたことだったんですけどね、、、
ガンダーリ先生にも篠先生にも(笑)



然の誕生で、ようやく、腑に落ちることができました。




そして夫婦で再確認したのが、やっぱり私たちは農に限らず、
「生き方としての自然農」を追求したいね、という思いでした。



生まれた直後は、なぜか実父に顔が似ていてちょっとギョっとしてしまいましたが、、、
不思議と愛おしい気持ちは変わらなかった。

そして誕生日となった3月23日は、2年前に義父が亡くなった日の、前日でした。


脈々と、つながる命。



生まれてくれて、ありがとう。


沢山泣いて、沢山笑って、いっぱいいっぱい味わおう!


みなさま、5人家族になった石田家をこれからも宜しくお願いします!

お父ちゃん大好きらしい♪

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