2012年4月18日水曜日
土にうえに寝る
春はほんとうにスバラスィ~~~~と、
厳しかった冬の分、
自然農の畑では、たくさんの命たちが輝き、ヨロコビに満ち満ちています。
写真は4月8日のうちのチンチクリンな小松菜の菜の花たちなんだけど、
1週間たつと畑もずいぶん変わりました。
そのうち写真レポートしますね♪
ポカポカ天気の日に、将来君と畑でオニギリ食べて、
そのまま土のうえにゴローーーンとして至福の時。
高ーーく澄んだ青い空に、おおきな羽を広げて悠然と飛ぶ りっぱな鳥。
気持ちよさそ~
トンビかな?
「あ、なっちゃん類。仲間が飛んでるよ」
だって。(-_-?)
こんなカワイイ小鳥のようなオクさん捕まえて、猛禽類とは
失敬な。
はぁ~~しかし土のうえで寝るのは、このうえなくキモチいい。
お腹のママディも、グイングイン動いちゃって、あきらかに喜んでいるごようす。
そりゃそうだよなぁ、この上に種がまかれれば、根が出て芽が出て
命が育つんだもの。
土の上ではわたしという命も、お腹のちっちゃい命も喜ぶわけだ。
考えてみれば、ほんとうに土は命を育む、地球の子宮そのものだね。
母なる大地に抱かれるのは、なんてあたたかく、きもちいいんだろうか。
動物も、ケガや病気をしたときは、土の上に寝ると癒されるのを
知っているんだって。
石田家の雑種犬コクちゃんも、怪我して帰ってきたら、ずーっと軒下で
寝ていたらしい。
まだ東京に住んでたとき、一足先に千葉に越してきていた将来君に会いにきて
一面畑の大地を見たときに、
「あーーーーあの上にゴロゴロ転がって、土にまみれたい」と思ってたなぁ(笑)
お産もこの自然農の畑の土のうえでできたら最高だけど。
ちなみに自然農の畑は、草に覆われてるので、土まみれにはならないところも
ぐー
‘バクザン先生’の愛称で知られる書家の榊 莫山さんは、
死ぬまで「土」という字を書き続けたという話を、
一昨年の自然農全国実践者の会で、宗教家の山折哲雄さんが話されていた。
○○○
例えばわしは『土』いう字が好きで、何十年書いても飽きることがない。
この字は横2画が地中と地表を表わし、中央に真っ直ぐ1本、植物が天に向かって生えておる。
そういう生命力が土という字には宿っていて、書き順も昔は下から上に生えるように
書いたはずやねん。
○○○
は生前の氏の談。
山折さんの話を聞いていて、よくわからないけれど、土という字、
そして土の偉大さに魅せられたバクザン先生の想いに、何かすごく感じるものがあった。
サティシュクマールさんも、
「人間も他の生き物と同じ。土から離れてしまったら、真の成長はありえない」
というようなことを本に書いていた。
理屈はどうあれ、土に触れると、わたしたちは忘れていた何かを思い出す。
いずれは土に還ろう。
冷たい墓石の中はイヤよ。
おろかな人間たちを尻目に、どこまでも懐の深い自然は、
ことしも私たちに素晴らしい春をプレゼントしてくれました。
土のあたたかさに、どこまでも満たされます。
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