12日月曜日は佐倉ミレニアム・センターに来てくれた田中優さんの
講演会に親子3人で行ってきました。
前夜まで
「原発を止めるなんてムリよ。管のヤロウはバカだ」
などと言っていた政治に熱心なわが母(笑)も、
講演会の後では「無知ってコワイわねぇ」と、すっかり原発が無くてもいかに日本は
やっていけるのかということに、とことん納得してくれた様子でした。
さすが田中優さん!
母に罪はありません。
たんに知らなかっただけなのです。
だから知らない人にはやはり知ってもらいたい!
日本は「情報鎖国」とはっきり言い切る優さん。
そのレベルは北朝鮮並み。
みんな、自覚無いと思うけど・・・
いま本当のことを知りたければ垂れ流されている情報ではなく、
こうした本当に信用できる人の話を聞きに行くしかないという状況かもしれません。
(youtubeやUstreamで聞けるのもすばらしい!
けれどやはり生の声を聞くのは インパクトが全然ちがいます!)
なぜ日本にこれだけ原発が作られたのか・・・・
日本に原発を作るということがいかにキチガイ沙汰だったのか・・・・
なぜ東京電力はマスメディアを支配できたのか・・・
自然エネルギーの技術は世界一の日本が、なぜこんなに自然エネルギーを活用していないのか・・・
○ ○ ○ ○
戦前、戦中、日本人は天皇を神とあがめ、純真に神に命を捧げた
戦後、天皇はただの人となった
そして日本人は、代わりに経済成長、お金を
(無意識のうちに)神とあがめ
本当の神様(命・自然)をあざわらうようになった
おかげで日本という国は、その純粋さと勤勉さのおかげで、経済復興し、
世界でも有数の持てる国となった
お金に命を捧げ、燃え尽きる勤勉なサラリーマンが年間数万人・・・・
命・自然から切り離され、さまよう精神病者が数100万人・・・・
お金のために、あらゆる命を軽視した結果、
私たちは目に見えない
放射能に汚された世界に生きることになってしまった
まだそのことにさえ気づいていない私たち、美しい日本人たち・・・・
○ ○ ○
学生時代、一人でインドに行ったとき。
世界中からバックパッカーが集まるまさにカオスと化しているかの地で
「日本人ほどバカな国民はいないよね。見てみろよ、だまされてるヤツは
決まって日本人さ」
と、とある旅行者(たしかイスラエル人)に言われ・・・・
「日本人ほど美しい心を持った人たちはいないですね。
手を差し伸べてくれるのは、いつも日本人なんです」
と、とあるインド人に言われた。
まさにどちらも真実。
○ ○ ○
お金のおかげで、立ち上がった日本は、
お金のおかげで、今まさに崩れ落ちようとしている。
国が滅びれば、
お金は文字通り、
ただの紙切れになった・・・・
私たち日本人はまたもや、偽神様にだまされている
あ~~~また自分調になってしまった!(笑)
優さんの講演会はほんとうに現実的なお話ばかりでした。
3.11をターニングポイントにできるかどうかは、私たち一人ひとりにかかっています!
世界は確実に汚染されました。
まずはこの事実をきちんと自分の中に受け入れる。
外部被爆より内部被爆の方が、数倍から乳幼児については
数万倍の影響力がある、ということはあまりメディアではやりません。
なので、少し線量の高い福島県内に住んでいて、
食べ物に厳重に注意をしている人よりも、
東京や千葉、もしくは大阪などに住んでいて、
ぜんぜん食べ物に注意をせず、
放射能まみれの食物を食べている人のほうが、
数倍から数100倍の被爆をしている
ということになるそうです。
ということは・・・・空間線量を測るよりも、何倍も、
出荷する農作物、畜産物、海産物の放射線量について
私たちは敏感にならなければならないハズ・・・
いま各都道府県、市町村でも、出荷する農作物については
放射線量の検査はおこなっているところがほとんどですが、
地産地消を無駄にしない、農家を守るためには、やみくもに
「安全ですよ~」といって政治家が食べるよりは、
きっちり測って、数値で納得する以外に方法はないように思います。
このことについて声を大にして活動している団体は
あまり見かけない・・・
千葉県は積極的に検査をおこなっていますが、まだ十分とは
いえない状況です。
このたび、2000万円予算がおりて、より多くの検査ができるようになるとの
ことですが、機械導入は来年1月以降。(今は外部の機関に委託)
予算が下りたといってもそれも十分ではないので、
頻度がそんなに上がるわけでは
ないとのこと。(電話で問い合わせ)
http://www.pref.chiba.lg.jp/annou/h23touhoku/index.html
現在出荷停止になっているのはお茶のみのようですが、
データをみると、小麦、大麦について千葉の各地でセシウムが検出されています。
数値は国の暫定基準値を下回っているので、流通してしまっていると思います。
今後は小麦、大麦の産地に注意したほうがよいかもしれません。
麦というのは、地中の毒素を吸い上げる力がとても強いそうです。
麦が・・・・となると必然的に次は・・・・・・米。
地元の農家さんと身近に接している私たちとしてはもう祈るしかありません・・・・
でも逆に、最近ではそれらの作物以外からはほとんどが「検出せず」となっています。
そして土壌調査については、いまのところ水田を1度のみしたようです。
千葉県各地でセシウムが検出されています。
http://www.pref.chiba.lg.jp/annou/h23touhoku/suidendojo.html
次は今月か来月にさらに1度。出荷前にもう一度検査するとか。
これはもちろん千葉県内すべての市町村ではないし、同じ市の中でもhttp://www.blogger.com/img/blank.gif
大きく違う数値が出る場所もあります。
どうにか全てを検査できないものでしょうか・・・
でも千葉県は少し進んでいるようです!
柏市や野田市などは、独自に計測器を購入して、検査をする取り組みを
すでに始めています!
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110719/chb11071922140010-n1.htm
素晴らしい~~~
柏市のお野菜、と聞いたら、やはり正直に言って食指はのびない・・・・
かもしれない。
でもきちんと測って「検出なし」と書いてあれば、それは安心して
食べられますよね。
印西市に問い合わせたら、独自で土壌検査をするつもりはない。
農作物についても出荷前には必ず調べているので問題ない、との答えでした。
とにかく早く放射能の撒き散らしが終わるのが一番だけれど・・・・
ちなみにこちらから全国の検査結果を見ることができます。
http://yasaikensa.cloudapp.net/map.aspx
また、市町村や法人でなくとも、線量の検査や土壌検査を行なってくれる
機関があります。
(財)日本食品分析センターや、たんぽぽ舎など。
試験料金はたんぽぽ舎さんが一番お安いようです。
でも個人の農家がすべてやるにはやはりあまりにも負担が大きい。
自治体ぐるみでやるしかないようにおもいます。
3.11をターニング・ポイントにしよう!
てんつくマンがブログに書いていたように
「今は誰かを批判している暇なんてない。
今は自分にいったい何ができるのか、それをほんとうに真剣に考えるべき時」
ほんとだ~~~~~と心から共感。
誰かを批判、と同時に、自分を非難、責めている人がどれだけ多いことか・・・
お願いだから自分を責めないで下さい、と言いたい。
その時間を、まさに
「今は自分にいったい何ができるのかそれをほんとうに真剣に考えるべき時」
に当てましょう♪
ダライ・ラマさんが言っていました。
どんな人でも、生きている以上、幸せを願っている。
幸せになりたいと思って生きている。
幸せの条件の一つに、「心から安心して生活したい」という欲求は
誰しもが等しくもっていると思う。
それゆえ、私たちはお金を持つことを望んだんだろうと思う。
お金を持って安心したい、という最初の想いは決して間違ってはいなかったけど、
いつからか私たちは「安心した幸せな生活」ではなく
「お金を持つ生活」にしか意識が行かなくなっていった
「心から安心して生活」できる土地はもうなくなってしまったけれど、
今から作り出すことができる。
でもそれには今までのやり方ではなく、クルリとターンする必要がある。
形あるもの、生あるものは、いずれ無くなり、
その姿を滅する運命だとすれば、
私たちの地球も、おそらく間違いなく、
いずれ滅する運命だと思う。
でも生ある限り、私たちは幸せに生きることを望む。
私の思う幸せは、あなたの思う幸せとは違うかもしれない。
うるさくてごめんね(笑)
でも私の思う幸せについて、私は進んでいかなければならない。
それはただ黙々と自然農をしていられた3.11以前とは
少し違う道になってしまった。
だから持続する志。
真実から目をそむけない勇気を・・・・
○ ○ ○
目をそむけない勇気を
田中優
世界は変わってしまった。
美しく見える野山も放射能に汚染され、遺伝子は傷つき壊されていく。
すべては2011年3月11日以降のことだ。
何も恐れることなく暮らせた安全な日々は取り戻せない。
子どもたちに譲り渡す世界は、すでに汚染されて淀んでいる。
目に見えず、感じることもできない放射能によって。
美しい新緑も咲きほこる花も、以前とは違って見えるようになった。
しかし私たちには変える力がある。
今すぐには無理でも、子孫の世代には元通りの美しい世界を届ける力があるだろう。
この世界を汚染したのは直接には放射能だが、その根源には力の象徴の
ように美化した「カネ儲け」があった。
ルールのないカネ儲けが悪化を加速させた。
人を殺して得るカネは悪そのものだ。
しかし人々は意味もなくカネを儲けた人を尊敬したりする。
その価値観が人を欲望に走らせた。
今にして思えば、私たちには美しく輝く野山と、
安心してかぶりつける食べ物があれば十分だったのに。
もう一度世界を回復させるには、ぼくらが何を崇めるのか意識して見直さなければならない。
カネばかり崇めて、悪事やずるさに寛容すぎてはいなかったか?
社会変革に臆病すぎたのではないか?
子どもたちの未来を傷つけるものはすべて拒否できる人になろう。http://www.blogger.com/img/blank.gif
でもただ拒否するだけでは足りない。
世界の問題の原因を凝視できる勇気を持とう。
http://www.blogger.com/img/blank.gif
○ ○ ○
田中優 「持続する志」
http://tanakayu.blogspot.com/
佐倉の講演会についてのリンク
市民ネットワーク千葉
入江あきこさんのブログ http://sakuraakiko201104.blog.fc2.com/http://www.blogger.com/img/blank.gif
佐倉市民ネットワーク
伊藤としこさんのブログ http://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011
2011年7月19日火曜日
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